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わいせつ|男女トラブル

男女トラブルの中でも、わいせつ関係の問題について、この記事では解説しています。わいせつ被害に遭った、わいせつ行為をしてしまったという場合に、どう対応すべきでしょうか?

Q 男女トラブルのうち、わいせつ関係の問題とはどんなものがあるのでしょうか?

わいせつに関する男女トラブルといっても、本当に種々様々であり、一言では説明がつきません。簡単に表して概観してみましょう。

トラブル内容 問題となる法律 考えられる相談先
電車内で体を触られた 各都道府県迷惑防止条例
不法行為など
鉄道職員
警察
弁護士
トイレを覗き見られた 軽犯罪法違反
不法行為など
警察
弁護士
知っている人に急に体を触られた 各都道府県迷惑防止条例
強制わいせつ
不法行為など
警察
弁護士
職場でわいせつな言動をされた 強制わいせつ
不法行為など
職場の担当部署
労働基準監督署
警察
弁護士
路上で陰部を見せられた 公然わいせつ罪
不法行為など
警察
弁護士
配偶者以外の相手と性的関係を持ってしまった 不法行為など 弁護士

Q わいせつ行為の被害にあったのですが、どうしたらいいの?

わいせつ行為は、内容が内容だけに、相談するにも勇気がいります。

また、もともと人間関係のある人からわいせつ行為を受けた場合、その後の関係や、周囲の人間の目線などを考えて、なかなか相談に踏み切ることができないでいる方もいます。

加えて、わいせつ行為は、密室や人のいない場所で行われることも多く、証拠がないから無理ではないか、と尻込みしてしまう方もいます。加害者に否定されてしまった場合、どうなるのだろう、と考えた末に、我慢しようと決めてしまう方もおられます。

事案によって、そして、ご希望によって、初動の対処方法にも変化が生じます。どうしていいかわからないのは当然です。まずは、しかるべき相談先に相談してみましょう。そのことで、自分が取るべき選択肢が見えてくる可能性があります。

弁護士は、そういったわいせつ行為の被害に遭われた方に対して、親身になって相談、アドバイスを行います。

また、弁護士は、職務上守秘義務を負っていることから、相談内容を依頼者様の許可なく外部に漏えいさせることは、絶対にありません。相談に来たこと自体を外部に知らせることもありません。

様々なご心配があるとは思います。しかし、弁護士に相談することで、解決の糸口が見えてくることもあると思います。一度弁護士に相談することをご検討ください。

Q わいせつ行為をしてしまいました。どうしたらいいでしょうか。

わいせつ行為の加害者となってしまった場合、大きく分けて民事上の問題と、刑事上の問題があります。

民事上の問題とは、損害賠償請求などの金銭的な問題が代表的です。損害賠償請求、といっても、訴訟外のものか、訴訟上ものか、いずれかによって対応が変わってきます。もちろん、訴訟外、訴訟上、いずれであっても弁護士が対応することができます。

また、刑事上の問題とは、当該わいせつ行為が犯罪に該当する可能性があるとして捜査されているケースです。その場合には、被害者対応ももちろんですが、捜査機関に対する対応なども弁護士の役割です。

当初、民事事件、刑事事件、それぞれだけの問題でも、時間の経過とともに、双方の問題が重なりあうこともあります。例えば、当初民事事件のみであったのが、被害届が出ることによって刑事事件化することもあります。

また、刑事事件であっても、示談交渉など民事的側面が表れることもしばしばです。

わいせつ行為の加害者になってしまった場合には、民事事件、刑事事件いずれであっても弁護士に依頼するメリットが多くあります。加害者側として対応にお困りの場合には、ぜひ弁護士に相談してください。