刑事事件の無実の証明について、この記事では解説しています。無実を証明すれば、不起訴になり、前科がつかないで済みます。そのためには、弁護士に依頼することが大切です。
Q 無実を証明する必要性は?
たとえば、犯罪の中で、痴漢事件の無罪率は高いです。被害者の誤解、嘘の証言、粗い見込み捜査によって冤罪は作られて行きます。
警察、検察も人間です。何百件以上もの事件処理をするため、当然、間違いをすることはあります。そのため、警察、検察に信じてもらうことだけを考えていると、冤罪になってしまうことがあります。そのため、ご本人様側が、積極的に無罪を証明していくことが必要になります。
Q 無実の証明で、弁護人の役割は?
前述のとおり、ご本人側が、積極的に無罪を証明していくことが必要です。ご本人様側にとって、弁護人は大きな役割を持っています。
ご本人様の無罪を基礎づける事実関係、証拠関係を集める必要性があります。ご本人様が逮捕・勾留されている場合、ご本人様は上記のようなことはできません。このような場合、弁護士がご本人様のために弁護活動に尽力します。
また、捜査側の強引な取調べ等によって、虚偽の自白をしないことが重要です。弁護人は、虚偽の自白防止のため、ご本人様と面会することができます。面会では、後の刑事裁判を見据え、アドバイス等をします。また、違法な取調べがなされている場合、弁護人が抗議等を行ないます。