セクハラの男女トラブルについて、この記事では解説しています。どのような言動、行為がセクハラに該当し、どのような対処をするのが適切なのか、正確な理解が大切です。
Q どういった行為がセクハラになるの?
一般論として、セクハラに該当するかどうかは、「相手の望まない性的言動」かどうか、で判断されています。「言動」なので、行為はもちろんのこと、発言のみであってもセクハラに該当することになります。
また、何が「性的」なのか、ということを明確に線引きすることは難しいですが、「性別に関すること」、「身体的特徴に関すること」は、性的と評価される可能性が高いです。
また、それ以外でも「個人のプライバシーに関すること」は、極力発言しないほうがいいでしょう。男女トラブルを避けるためにも、性的な言動には注意をしたほうがいいのです。
具体例 | |
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明確にセクハラに該当する言動 | ・体に直接触れる ・性的関係要求する ・宴会などでお酌を強要する、隣席に座るように要求する |
避けたほうがいい言動 | ・執拗に交際関係などを聞く ・スリーサイズなど身体的な質問をする ・相手が不快になるような性的冗談を言う |
Q 食事に誘ったら承諾してくれました。業務外のプライベートな時間でもセクハラは成立するのですか?
セクハラが大きく問題になるのは、主に職場が中心です。しかし、プライベートな時間であっても、セクハラが成立することは十分にあり得ます。セクハラは、前述したように、「相手の望まない性的言動」なのです。
したがって、プライベートな時間であっても、限度を超えた性的な言動は、セクハラに該当し、場合によっては損害賠償責任を負ったり、最悪の場合、刑事事件に発展する可能性があります。
民事上の責任 | 刑事上の責任 | |
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体を触る | 損害賠償責任を 負う可能性あり |
刑事事件になる 可能性あり |
性的な発言 | 損害賠償責任を 負う可能性あり |
刑事事件化の 可能性は低い |