犯罪被害者、性犯罪の被害者について、この記事では解説しています。性犯罪被害を相談し、正当な補償を受ける手続を理解しましょう。
Q 性犯罪の被害を受けた場合、まずはどこに相談したらいいのでしょうか。
まず、第一に考えられるのは警察です。警察では、性犯罪被害を受けた方のため、女性職員が対応する体制もあります。
また、弁護士に相談することもできます。弁護士は、守秘義務を負っていますので、相談内容は勿論、相談したことも含めて外部に情報が漏えいすることはありません。
弁護士に相談することのメリットは、事件化する前に相談することができることです。警察沙汰にはしたくないけれど、泣き寝入りは絶対にしたくない、何か法的手段を取ることはできないか・・・
そういった場合には弁護士に一度ご相談ください。日本弁護士連合会「弁護士情報提供サービス ひまわりサーチ」は弁護士検索をする際に便利です。
※弊所では、現在、犯罪被害者側の新規相談受付を中断しております。
Q 性犯罪には、どのような種類があるのですか?
一言に性犯罪といっても、様々です。性犯罪をどのように定義するかにもよりますが、一般的には、以下のような種類の犯罪があります。
罪名 | 法律 |
---|---|
強姦・同致傷 | 刑法177条、181条2項 |
強制わいせつ・同致傷 | 刑法176条、181条1項 |
公共の場所での痴漢 | 都道府県迷惑防止条例 |
公共の場所での盗撮 | 都道府県迷惑防止条例 |
トイレや更衣室の覗き行為 | 軽犯罪法1条23号 |
現実に発生した事件では、犯罪に該当するかどうかよくわからないこともあると思います。犯罪被害に遭ったかも、と思ったときには、弁護士に一度ご相談ください。日本弁護士連合会「弁護士情報提供サービス ひまわりサーチ」は弁護士検索をする際に便利です。
※弊所では、現在、犯罪被害者側の新規相談受付を中断しております。
Q 性犯罪の被害を受けた場合には、どういった手段で責任追及ができるのですか??
性犯罪に対する法的な対処は、2つに大別されます。
ひとつは、被害届や告訴状を提出し、刑事事件として処罰を求めることです。
もうひとつは、不法行為に基づく損害賠償請求として、加害者に金銭賠償を求めることです。
これらは、いずれか片方、あるいは両方の手段を取ることもできます。いずれの方法をご検討される場合でも、事前に弁護士と相談することは、メリットが大きいです。
それぞれの手段をとるために、準備が必要である場合には、弁護士に依頼したほうがいいというケースもあります。日本弁護士連合会「弁護士情報提供サービス ひまわりサーチ」は弁護士検索をする際に便利です。
※弊所では、現在、犯罪被害者側の新規相談受付を中断しております。
事件の種類 | 内容 |
---|---|
刑事事件 | 加害者に対し処罰を求める |
民事事件 | 加害者に対し金銭賠償等を求める |